プロペシアの効果と副作用

AGAの治療薬プロペシアの基礎知識。効果と副作用について。

プロペシアとは?

プロペシアは、米国医薬品メーカーのメルク社が開発した飲む発毛剤です。
FDA(米国食品医薬品局)認可の処方箋薬で、既に世界60カ国以上で販売されています。

プロペシアの成分フィナステリドは、もともとプロスカーという名称で良性前立腺肥大症の治療薬として使用されていましたが、服用した患者の毛髪が増えるという副作用がみられたため、発毛剤として転用されました。

プロペシアの効果

プロペシアはAGA(男性型脱毛症)のみに効果があります。頭頂部が薄くなる「O型」だけでなく、生え際が薄くなる「M字型」の治療にも使用されています。他の脱毛症に対する適応はありません。

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼTypeII(ファイブアルファーリダクターゼ2型)という変換酵素により変換されてできた、ジヒドロテストステロン(DHT)の働きによって進行します。

プロペシアの成分であるフィナステリドは、この変換酵素5αリダクターゼTypeIIの作用を妨げる働きがあり、結果としてDHTの産生を抑制します。

国内の臨床試験結果
軽度改善以上不変抜け毛進行
プロペシア 0.2mg54%41%5%
プロペシア  1mg58%40%2%

プロペシア(フィナステリド)の効果を持続させるには継続した服用が必要です。途中で服用をやめた場合は、増えた毛髪は1年以内に失われてしまいます。

プロペシアの副作用

プロペシアの国内承認時の臨床試験では、4%(276例中11例)の被験者に性機能障害などの副作用が出たという報告があります。

プロペシアの代表的な副作用には、性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液量減少といった性機能の減退が挙げられます。

海外の報告では、皮膚のかゆみ、唇の腫れ、顔面の腫れ、じんましん、発疹、睾丸痛、乳房の圧痛、乳房の肥大などが報告されています。

これらの副作用は、プロペシアの服用を中止すれば無くなります。

なお、女性が服用中に妊娠すると、男子胎児の生殖器官に異常が発生する可能性があるため、服用は男性のみに限られています。

また、妊婦や妊娠の可能性のある女性は、砕けたり割れたりしてコーティングが破損したプロペシアの錠剤をさわることも避けなければいけません。

プロペシアの購入方法

プロペシアを購入するには、全国の皮膚科などの医療機関で医師の診察を受ける必要があります。

プロペシア錠の参考処方価格は、0.2mg、1mgともに1錠あたり250円(税抜き)と設定されています。

健康保険は適用されず、診察費、調剤費なども含め、プロペシアを用いたAGA治療にかかる医療費は、すべて自己負担となります。

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