育毛とシャンプーの関係
不潔は脱毛症をまねく
髪の根元には皮脂腺があり、そこから分泌された皮脂が汗と混ざって、頭皮を覆う皮脂膜が作られます。
この皮脂膜をそのままにしておくと酸化や真菌(マラセチア菌)の繁殖をまねき、フケ・かゆみ・吹き出物・炎症の原因になります。
これらは抜け毛の増加や育毛阻害につながります。
(詳しくは脂漏性皮膚炎・湿疹をご覧ください。)
長時間、頭皮を不潔な状態にしておくのはやめましょう。
皮脂膜は頭皮のバリア
不潔にしておくと脱毛につながる皮脂膜ですが、実は非常に重要な役割を持っています。
正常な皮脂膜は、有害な細菌の繁殖や侵入を防ぎ、皮膚の保水性も保ってくれる頭皮のバリアなのです。
この皮脂膜を取り過ぎてしまうと、毛穴の中にある皮脂腺は皮脂を補おうとして肥大します。
肥大した皮脂腺からは過剰な皮脂が分泌されるようになり、抜け毛の増加や育毛環境の悪化をまねきます。
皮脂の分泌を正常に保つには、安全な成分で洗浄力が強すぎないシャンプー剤を使うことです。その上で食生活・生活習慣の見直しを図って、頭皮の育毛環境を整えていくのがベストです。
抜け毛、薄毛に悩む方の多くが頭皮にトラブルを抱えています。
頭皮がトラブルを抱えた状態では、どんなに良い育毛剤でも効果は期待できません。それどころか、頭皮に直接つけるタイプの育毛剤の場合、刺激によって悪化させてしまうことがあります。
手に付いた抜け毛
シャンプー時の抜け毛を怖がって洗髪をためらう人がいますが、基本的にシャンプーして抜け毛が増えるということはありません。
髪には寿命があり、休止期に入った髪は自然に抜けていきます。
シャンプーやブラッシングで抜けた毛は、すでに抜けかかっていた毛です。
正常な日本人男性の場合、1日に50〜100本自然脱毛していると言われています。
たまにしかシャンプーしないと数日分がまとまって抜けるため、大量の抜け毛に驚かれるかもしれませんが、シャンプーで抜け毛が増えたわけではありません。
ただし、粗悪なシャンプー剤や、自分に合っていないシャンプー剤を使用している場合には、頭皮が荒れて抜け毛が増えることがあります。
また、合成シャンプーから石けんシャンプーに切り替えた時にも、一時的に抜け毛が増えることがあります。